TALK 01
タケシタを選んだ理由は
就活中「薬局か病院か」ずっと迷ってました。
病院の方が勉強できるかもしれないけど、患者さんは既に悪化した状態で来院する。「もう少し早い段階で治療に携われてたら、今ここまで悪くなかったのかも」って実習中ずっともやもやしていました。でも薬局は門前病院によって学べる科目に偏りが出る。「うーん…いいとこないかなぁ」って探してました。
タケシタを知ったのは偶然。友だちに「行ってみない?」って誘われて、軽い気持ちでHPを見たら「え、すごい研修制度充実してるじゃん!」って 笑。何より総合病院門前で働けるのが私にとって大きかったなと思います。
TALK 02
各店舗で学んだことは?
投薬の基礎は2クールめで学びました。ただ薬を渡すだけじゃなくて『1人ひとりの生活に寄り添う』ことの大切さをすごく教えてもらった気がします。今の私の投薬スタイルはそれがベースになってるかも。
1年かけて初めて見る症例にたくさん出逢いました。今は小児循環門前店舗で研修中。チック症やクループ症候群など教科書で見ただけの症例に臨床の場で関わることができました。
最近は子供のADHDに関心があります。お母さんたちの話を聞いていると、一口にADHDと言っても困っていることは人によってさまざま。「学校で座って授業を受けるのが難しくて。このお薬で授業が受けられるようになったらいいな」などの話を聞くと「そっか。具体的にどんなことに困っているのか聞いて、それを解決してあげる手助けができたらいいな」と思いました。先日、先輩が自閉症の本を貸してくれたので「こんな事例があるんだ」って勉強中です。
TALK 03
一番楽しいのは?
投薬です。お話を通して、患者さんに本当にいろんなことを教えてもらいます。
患者さんと話すことで初めて見えてくることってたくさんある。監査で大まかな予想はつきますが「〇〇な症状があってさ~」って直接お話を聞くことで「なるほど!だからこの薬が追加されたんだ」って腑に落ちるケースがよくあります。「どうしてだろう?」って気になった処方は先輩の投薬を後ろで聞いたり、薬歴で情報を見て「ほうほう!だからか」って解決するようにしています。
そして投薬で学んだ知識は患者さんに還元する。「同じことで困ってる患者さんはこんな風にしてましたよ」「症状に対応したお薬が処方されるケースもあるので、お医者さんに相談してみてもいいかもです」って。患者さんは『自分1人じゃないんだ。これはよくあることなんだな』って思えるだけでも安心できるから。少しでも気持ちが軽くなる手助けになれてたら嬉しいなと思います。
TALK 04
本社研修について
抗癌剤のレジメンって1人で勉強しようと思ったら難しいんです。病院の資料や論文は膨大すぎて一体どこから手をつけていいのか 笑。
概要が掴めてきたと思っても患者さんの状態によってレジメンの薬が減ったり、副作用で抗癌剤を継続できないケースもあれば2回目以降、服薬量が増減して続くケースもある。本社研修で『どこから学べばいいのか』と”勉強のとっかかり”を教えてくれるのは本当に頼もしいです。
なにより研修で見た症例って結構現場で出るんです。「研修の処方箋そのままじゃん!」っていつもなってます 笑。知識がついたおかげで「手術のみで抗癌剤はないから、早期発見だったのかな」とか、術後でカペシタビンが出てたら「術後化学療法かな」とだんだん推測できるようになりました。患者さんにも「この時期はこんな副作用が出る可能性があるので気をつけて下さいね」って自信を持って説明できるようになった気がします。
TALK 05
大事にしていることは?
患者さんは体調が悪くて薬局に来られてるから、小さなことでも気になることっていっぱいある。だから「この人に薬出してもらってよかった」って思ってもらえるように、患者さんのお話もしっかり聞いて、少しでも力になれればいいなって思います。
今の目標は「初心を忘れず、知識を深めていく」こと。新人の1年間のときの姿勢と気持ちで、年数を重ねて経験を積んで。学んだ知識をもっと患者さんに還元して行けるようになりたいなと思います。