TALK 01
就活のときのエピソードを教えてください。
大学時、薬疹が出て薬局薬剤師さんに救ってもらいました。不安な時「お薬をくれた先生なら助けてくれるかも」と思う人も多いはず。私も、そうやって繋がって助けられる存在になりたいと感じたのが動機でした。「生活に身近な薬局がいいけど、多くの科を学べるのは病院なのかな」と悩んでる時にタケシタを知りました。見学に来たら学べる機会が多いのが魅力で。いろんな人の話を聞く中で、岡本先生に出会いました。仕事への姿勢を聞くうちに「わぁかっこいい!私ここにする」って決めました 笑。
なので最初のプリセプターが岡本先生だった時「夢みたい」って思いました。ちょっとでも分からないことは全部すっ飛んで聞きに行ってた 笑。投薬デビューは先生たち皆で、後ろからこっそり見守って応援してくれたようで、今思えば恥ずかしい 笑。1年を通じて『気になったことはどんどん聞ける環境』で過ごせたのが本当に良かったなって思います。「何でも聞いていいんだ!」って安心して皆に質問しまくってました 笑。どの店舗も気にかけてくれる先輩ばかりで「とりあえずやってみてごらん」って温かく見守って背中を押してくれた。だから頑張り続けられた気がします。
TALK 02
戸畑店(中規模店)で学んだことは?
患者さんの声に耳を傾ける『傾聴』を学びました。先生たちは新薬が出たら「どう説明しよう」って考えたり、不安そうな患者さんには言葉をかみ砕いて安心するまで丁寧に説明したり。『相手の気持ちになって考えること』を大事にしてて「自分もこうなろう」と見習う場面ばかりでした。
恐れず一歩踏み出す勇気を学んだのも戸畑。新しい疾患の投薬が不安で、つい自信がある処方だけ投薬してたら、桐原先生に「明日から目薬は投薬件数に数えません」ってぴしっと宣言されて「は!やべっ!」ってなりました 笑。新しいことに挑戦するのって勇気がいる。「やってみたいな/この説明で伝わるかな」が心の中で闘ってる感じ。
思い切ってトライしたら、患者さんに怪訝な顔なんてされなかったし、先輩たちが必ずどこかで聞いてて「今の上手やったよ」って褒めてくれて、段々自信がついていきました。本配属後に桐原先生とご飯に行ったとき、顔を見た途端に安心して泣いてしまって 笑。先生はすごく優しくて、だけど一番私のことを厳しく「今のままじゃだめだよ」ってちゃんと言ってくれた人。あの言葉がなかったら今の私はなかった。本当に感謝しかないです。
TALK 03
振り返ってみて、どんな1年間でしたか?
自信とドキドキを繰り返して成長した1年でした。先輩に教えて頂いたことが本当に大きくて、この店舗を回れたから今の自分があると感じます。
先輩たちには『出逢えて良かった』の一言につきます。不安なとき「1人じゃない。相談に乗ってくれる人がいる」と思えるのはすごく心強い。何を聞いても教えてくれたし、緊張してたら「大丈夫だよ」って背中を押してくれたり、異動後に「ご飯行こう!」って前クールの先輩が連絡をくれたり。かけてくれる声に何度も救われました。
1年は本当にあっという間。どの店舗の先生も優しくて、いっぱい質問してたくさん教えてもらいました 笑。新しいスタートはいつも勇気のいる瞬間。でも今自信を持って仕事ができてるのは、先生たちに『何でも聞ける環境』だったのが大きいと感じます。
あと店舗の皆さんが頼ってくれたのも原動力のひとつ。「先生~これできるよね?」って任せて貰えるのは自分を信頼してくれてる証拠。頼ってくれるのが嬉しくて「もっと頑張ろう」って前に進む力になってました。本配属初日は「おかえり!」って皆さんが笑顔で迎えてくれました。もっと頼ってもらえるよう、もっと頑張りたいです。
TALK 04
憧れの先生は?
えーいっぱいいます。でも最初からの憧れはやっぱり岡本先生かな、へへへっ 笑。
教えてもらったことで、一番大事にしてるのは『患者背景(病気/生活面)を意識すること』。それが患者さんを知るきっかけになる。例えばいつもと同じ処方でも「数値が少し上がってますね。最近甘いもの食べ過ぎてないですか?」って声をかけると「そうなの、ちょっとね」って最近の様子が知れたり、会話が広がって「夜飲み忘れがちなんだけど…お医者さんに言ってもいいかな」って相談に繋がったりする。その感覚は今でも大事にしています。
先生自身も日々勉強してるし、姿勢を見習わなきゃって思います。優しいだけじゃなくて、先発が覚えられず、一緒に頑張って覚えたのも、今ではいい思い出。先生は教えるだけじゃなくて『自分で考えさせる』ことをしてくれたのが、今の自分の力になってるって感じます。
あと社会人としての立ち振る舞いも学ぶことが多い。言葉のチョイスも上手で、相手を傷つけずに、でも言うべきことはきちんと言う。いつもすごいなぁと思いながら見てました。私もあんな風になれたらいいな。うん、全部憧れです 笑。
TALK 05
どんな薬剤師を目指したいですか?
大学の頃は、1つの科を極める『エキスパート』になりたいと思っていました。でも今は大型総合病院前で働いている以上、いろんな科に柔軟に対応できる『スペシャリスト』になりたいです。
今の課題は「知識を高める」こと。知識がないと、投薬で患者さんに「お医者さんに〇〇って言われませんでした?」って投げかけて「そうそう!なんかね…」って情報を引き出すこともできないし、監査でも間違いに気づけない。2年目になっても、まだまだ勉強しなきゃって思います。
目標かぁ。先生たちみたいに『患者さんや働く人に寄り添い、頼られる存在』が私の憧れです。濱地先生や石垣先生は、知識が豊富で「困っても先生に聞けば何とかなる」って店舗の皆から思われている心強い存在。初見の情報でも、調べ方を知ってるからパパって検索して「ここに載ってたよ」ってスムーズに情報を引き出せる。その姿がかっこいいなっていつも尊敬します。
先輩たちのように「オールマイティーに幅広く。どんな薬にも柔軟に対応できる薬剤師」に。『求められるもの/必要とされてること』に応えれられる人になりたい。大きな理想ですけど、諦めずに一歩ずつ頑張りたいです。